今、俺の目の前に
唯ちゃんがいる。



それだけで、
俺の鼓動は高鳴る。



そう。

唯ちゃんがいるって
感じられるだけで
こんなにも世界が変わってく。



Takaの
キャラじゃないってのに
二人きりの車内、
俺が緊張して
震えてどうすんだよ。


一切、会話のない車内。
唯ちゃんの緊張が伝わってくる
そんな場所で、
俺はここに至るまでの
時間を思い起こしていた。