「緋崎唯香さんですね。
こちら、行の航空券になります。
今回は楽しんでいってくださいね」
百花のチェックを待って
荷物を預け、
二人揃って出国手続き。
基本、一人ずつしか出来ない
出国手続きを緊張しながら
クリアして、次は手荷物検査。
厳しい手荷物検査をクリアした時点で、
すでに疲れ気味。
マテっ、私。
旅行は
まだ始まってないぞ。
半ば、ぐったりしながら
搭乗待合ロビーに向かうと、
ブランドバッグ
持ち出しの税関チェックまで
クリアしてきた百花と合流。
海外旅行、
初めての身には
ハードルが高いよー。
って思わず、
泣き言をこぼしそうになりながら
搭乗待合をゲートに向かって
歩いていく。
キャセイパシフィック航空搭乗ゲート前。
香港に行くまで
会えないと思ってた
Takaたちが、
顔を見せてた。