冷え切った俺の心を、 ゆっくりと芯から温めていくようで。 「天才には 天才の苦しみがあるんだねー」 苦笑するように 唯ちゃんが呟いた。 天才なんかじゃねぇよ。 ただ兄貴が大好きな Ansyal【宝物】を 守りたかったんだ。 兄貴は必ず戻ってくるって 俺が一番信じてるから。 その時が来たら 俺はAnsyalを離れる。 そう心に決めて 俺は今の道を選んだ。