「唯ちゃん。
謝るくらいなら
今日、一日唯ちゃんに時間
俺にくれよ。
唯ちゃんが倒れてる助けて
俺は病院まで運んだ。
俺が居なかったら
唯ちゃん、
今頃どうなってたかわかんないしな。
命の恩人だろ」
突然、少し強い調子の声が聞こえて
宮向井くんが
自分の要望を押し付けてくる。
「そう……だけど……」
「じゃっ。決まり。
今日一日、唯ちゃんは俺の物。
とりあえず、買い物して
唯ちゃんの家で、手料理が食べたい。
結構、洋食続きだから和食がいいや。
後はクラスの編曲作りを手伝うこと。
いい?
これは俺が決めたこと。
唯ちゃんは、
今日一日、俺の言いなりになること。
それで、今回の一件はチャラ」
多少強引な彼の言葉に
しぶしぶ頷いた。



