鞄の中の化粧ポーチから 鏡を取り出して がっくりと肩を落とす。 「ゆっ、唯ちゃん?」 「ふうぇ?」 何、間抜けな声出してるの。 私。 しっかりしろ。 お肌のケアーは また一から やり直すだけなんだから。 「あぁ、でもどうしよう。 ファンデーションとかはあっても、 基礎化粧品手元にないよ」 「ほらっ」 私の言葉に、宮向井くんが 紙袋をベッドサイドに 軽く放り投げる。