目覚めた場所。 それは真っ白な天井が 印象深い小さな部屋。 あれ…… 私、どうして? 真っ暗な部屋。 手さぐりで感じ取る 今の状況。 私が身につけているものは、 見慣れない着衣。 まだ多少、フラツキ感の残る体を ベッドから起こすと、 腕から長く続く細い管。 反対側の手で、 その管を辿ると、 その先は自分の腕に続いていて、 点滴なのだと自覚した。