Takaとしてでも
俺の想いが満たされるなら。
時折、
そんな甘い蜜の中に溺れたくなる。
だけど、それは偽りがもたらす
……夢の時間……。
20分間のステージは
瞬く間に終わり
唯ちゃんとTakaの
短い逢瀬は終わりを告げる。
「今日はAnsyalシークレットに
来てくれて有難う。
7年前のこの日。
今のAnsyalの母体となる
大切なバンドが誕生しました。
Ansyalの記念日とは
言えないけど、
あの日の出逢いがなければ
俺たちはこうやって
音楽をしてないと思うから。
思い出深い、このライブハウスで
させて頂きました。
Ansyalは、
もっともっと上を目指していきます。
これからも応援、宜しくなぁー」
十夜さんの声が
会場内に響き渡る。
そして俺たちは
ステージを後にした。



