わざと言葉で追い詰めるように、
【先生】って言葉を強調する。
強調すればするほど、自身の胸も
痛みが深く増していく。
……何してんだよ……。
「……宮向井君……。
学校に報告しちゃう?
私が、こんな格好でLIVEハウス前に居たら
駄目かな?
先生は好きなこと、
しちゃいけないのかな?」
俯いたまま、
今にも泣きそうな声を絞り出すように
小さく呟いた唯ちゃん。
俺が追い詰めたのに、
トタンに抱きしめたくなる
衝動に駆られる。
震え続ける唯ちゃんの体。
怯え続ける唯ちゃんの心。
生徒としての俺が
唯ちゃんの秘密を
知ってしまったから。



