3年前。 交通事故にあって以来 今も眠り続ける兄貴。 兄貴が目覚める可能性は 50%以下だと 医者には告げられた。 だけど目覚める可能性はあるから。 俺たち家族は、 その可能性を信じて こうして病院に通い続ける。 病室で兄貴と 語りながらゆっくりと過ごす時間。 突如、ポケットの中で 携帯が震えだす。 慌てて、携帯を手にとると スケジュールを告げる 表示が液晶に映し出される。 慌てて、ポケットに携帯をしまうと 兄貴の腕を布団の中へと片づける。