駄目だ……。

唯ちゃんに、Ansyalは使えない。



このアドレスは、
AnsyalのTakaとしてでなく、
宮向井雪貴として、唯ちゃんからせしめた
貴重な情報だから……。


Takaではなく、
雪貴として唯ちゃんと関われた
大きな前進の成果。


だから簡単に壊したくない。




……唯ちゃん……。
教えてやれなくてごめん。

シークレットLIVE。




そんな風に思いながら、
今も職員室で机に向かい続ける唯ちゃんを
通りすがりに覗き見て、
マンションへと帰宅した。