喉まで出かけた言葉を ぐっと飲み込んで…… じーっと、 宮向井くんを見つめる。 「先生と違って俺は、 その先の本屋に行くだけだよ。 知らない? ここ抜け道なんだよ。 大通りは人が多いし煩わしいから。 先生は?」 唯ちゃんになったり、 先生になったりこの野郎。 見慣れた制服姿ではない 今、流行りの…… お兄系ファッションで身を固めた 長身の教え子は…… 穴に入りたくなってる私の心を 弄ぶように前に立ちふさがる。