最初は気になっただけ。

LIVEハウスで必死に
俺にアピールする唯ちゃんに。


そして……
俺のゴーストが何時ばれるのか、
ひやひやもした。

LIVEハウスだけの逢瀬のはずが
俺の通う学校に
教師として赴任してきた。

少し近くなった唯ちゃんの存在。

LIVE会場だけでは
見ることが出来ない
唯ちゃんのいろんな姿が見れて
ちょっと心が温かくなった。

人との距離を
うまく掴むことが出来なくて、
流れるように歩き続けた
俺には……眩しい存在。


そんな眩しい光が、
優しくて、自然と……
唯ちゃんを追いかけるようになった。


少しでも、
唯ちゃんを知りたくて。





片思いが……
こんなに
……切ないものなんて……
想像もしなかった……。