「ねぇヤろうよ」
私はこの男と終わりたかった。体ばかり求めてくる
このおとこが嫌で嫌でしょうがなかった。
「嫌だ!ヤりたくない!」
「なんでだよ!」
そういって私は今日も無理やりヤられた。
高校3年の夏、私は中出しされたんだ。
まだ学生で責任もとれないくせに。
ホント男ってバカ。
そう思いながら1人で泣いた。
1度本気の恋愛をしてみたっかた。
体じゃなくて心を求めてくれる恋を・・・

キーンコーンカーンコーン
「みーじゅ!練習行こう!」
声をかけてきたのは親友のゆかり
私たちはクラスが同じでいつも一緒にいた。
体育祭の応援の練習に今日から行くことになっていた。
「うん!初めて応援の練習に行くし5組の人怖くて緊張する」
「大丈夫って!よし!いこ!」
「うん!」
私たちは5組まで走って行った。
そしてゆかりは平気な顔で教室に入った。
私は緊張していたからそーっと入って
黒板に落書きしていた。
私の大好きなポケモンのキャラクター
高校生だしだれも知らないはず。
なのに、誰かの声がした。
「それミジュマルやん!」
私は慌ててその声のほうを向いた。
そして振り返って見た彼の顔はとても笑顔だった。
「えっ!?知ってるの?」
「うん!毎週見てる!」
「そぉなんだ!」
とてもキラキラした笑顔で話してくれたあなた。
少しの会話なのに私は恋に落ちてしまった。
あの笑顔が忘れられなくて私は当時いた彼氏に思い切って別れ話をした。
案の定すぐ別れてはくれず1週間は話し合った。
嫌なところも全部話してやっと別れた。
いや、私が終わらせたんだ。

やっと別れてから体育祭の練習が楽しみで仕方なかった。
またあの笑顔が見たい!そう思って毎日練習に顔を出した。
けどいつも彼はいなかった。
1人でいつも違う場所に行って作業していた。
私は楽しみさと寂しさで頭がいっぱいだった。
これが恋なんだって思った。毎日が楽しかった。

体育祭前日事件が起きた。
団長とかが会議に行くから戻ってくるまで自由時間だった。
だから私は友達と教室で語ってた。
幼稚園生の時からの仲で幼なじみって感じのみゆう。
なんでも話せる子だったから私は恋バナをした。
「みゆう~好きになったかも!あのミジュマル君」
「えっまじか!よかったじゃん!」
「んーでも恋って難しいね」
「みじゅらしくない言葉だね」
「みじゅも恋ってこんなにドキドキするなんて思ってなかったよ。
今まで何してたんだろうって感じ。」
「みじゅもやっと本当の恋を知ったんだね。」
みゆうは優しい声でいつもみたいに話を聞いてくれた。
「そろそろ5組行こう!ダンスの練習しないと明日失敗しそう。」
私はみゆうに行って2人で5組に行った。
ドアの前でゆかりと団長の喧嘩声みたいなのが聞こえた。
私は慌ててドアを開けて近くにいた人に喧嘩の理由を聞いた。
そしてゆかりは怒って帰ろうとしていた。
ゆかりは見た目からヤンキーみたいなギャルみたいな感じで
中学生のころはいじめられていたらしい。
だから体育祭とかはいい思い出がないって言ってたから
わたしがゆかりの思い出になろうと思っていた。
そんなゆかりが体育祭前日、団長とけんかして
「もう明日体育祭休む!まじむかつく!」
「ゆかり待って!とりま落ち着こう!」
「いや、まじホント無理やん。明日絶対休む」
ゆかりは怒っていてでも泣きそうな顔だった。
私は必死にゆかりを説得していた。
周りの男子もゆかりと団長に別れて声をかけてくれた。
私はゆかりの1番の親友、なのに何もできなかった。
ただ話しかけるだけ。必死に説得するだけで
ゆかりの気持ち変えれなかった。
「ゆかりぃ゛ー一緒に思い出作ろうってゆったじゃん!
だから、明日絶対来て」
私は何もできない自分がとても悔しくて泣いた。
だれの目も気にせず泣きながらゆかりを説得していた。
結局ゆかりは怒って帰ってしまった。

家に帰ってお母さんに泣きながら今日の出来事を話した。
すると携帯が鳴った。私がしているブログのBBSだった。
でもお母さんと話していたから後回しにして
問いあえず話すだけですっきりして部屋に戻り
携帯を開いた。BBSに絡みが来ていたのは私が恋した彼だった。
”今日泣いてたみたいけど大丈夫?”