そう言えば話してなかったことがあーる
これ、そこそこいる話。
高1のときの、けっこう最初の頃だった気がする
学校で集会とかあるでしょ?
体育館で集まってさ。
その時に、
は?!お前、森さんが可愛いとか頭おかしいんやないん!
と叫ぶ同じクラスの男子と、
近くにいてワタワタする男子を見つけた
森さんって言ってもさ
まっさかあ~
自分なわけないじゃーん
そう思いつつ、内心ちょっと期待したw
まあもし自分だったとして、これって嬉しいんだか悲しいんだかw
1人は肯定してくれてるが1人にど否定されてるんだもんw
それから何日かして、
掃除に行く時に、どこかのクラスの前をとおるたび
行けよ行けよ
いや…いいって‥
と、イチャイチャする学ランがいた。
いやいやまっさかあ~
そう思いつつ、どこかで期待する私w
掃除に行くたびそれと出くわす
いやいやまっさかあ~
そんな感じで、いつだったか
1人で小走りで、教室にかえっていたとき
廊下にも人がいなかったのさ
掃除時間のおわりごろだったから
そこに、いつものイチャイチャする学ランがいた。
今1人じゃん行けよ!
いや…でも…えぇぇ
なんか、急ぎよるっぽいし…
私ですかあぁぁあ?!!
心で叫んで教室にかけこんだ。
嬉しくもあり、こわかった。
自分の過去を見渡すと、そんな、誰かにそんな風に思われることが
ほんとにびっくりって感じだった。
そいつらはずっといた
いつもいつもいた。
横目でチラチラ見ても、どんな人なのかジロジロみる勇気はなかった。
まあ、ある日突然いなくなった。
冷めたって言ってたっけ、なんだっけ
通りすがりになんか聞こえたのさ
お前もういいわけ?
いや、あの人さ、ほんとはさ…
小学生のころか中学生のころか覚えてないが、どっちかの時の私のことを誰かが言ったらしい。
全身が凍りついた。
体感温度が急激に下がる。
人は、私は、変わろうとしているのに、
名前も知らない誰かによって
過去を掘り返され、
勝手に好かれて、勝手にふられた。
同じ中学の人、けっこういっぱい同じ高校になったんだけど、
そんなさ
人の邪魔して何が楽しいんだろうって
勝手にふられたことより、名前も知らない誰かが見た過去の私を
新しい場所の人間に伝えられたことが悔しくて泣いた。
せっかく普通の人になろうとしてるのに
そんなの言われちゃってさ。
しばらくはこわかった。
誰が前の自分を知ってるんだろうって
なんにも考えず友達のためを思って、あいつはやめとけっていったんだよねあなたは。
名前も知らないあなたが私はこわかった。
うわーそんな人なんだ…
ひとりぼっちの人。
異質な存在。
かわいそうな人。
姉と同じ。
喉の奥が締め付けられるのを感じた。
少しの間だったけど、しばらく、廊下を歩くのがとてもとてもこわかった。
これ、そこそこいる話。
高1のときの、けっこう最初の頃だった気がする
学校で集会とかあるでしょ?
体育館で集まってさ。
その時に、
は?!お前、森さんが可愛いとか頭おかしいんやないん!
と叫ぶ同じクラスの男子と、
近くにいてワタワタする男子を見つけた
森さんって言ってもさ
まっさかあ~
自分なわけないじゃーん
そう思いつつ、内心ちょっと期待したw
まあもし自分だったとして、これって嬉しいんだか悲しいんだかw
1人は肯定してくれてるが1人にど否定されてるんだもんw
それから何日かして、
掃除に行く時に、どこかのクラスの前をとおるたび
行けよ行けよ
いや…いいって‥
と、イチャイチャする学ランがいた。
いやいやまっさかあ~
そう思いつつ、どこかで期待する私w
掃除に行くたびそれと出くわす
いやいやまっさかあ~
そんな感じで、いつだったか
1人で小走りで、教室にかえっていたとき
廊下にも人がいなかったのさ
掃除時間のおわりごろだったから
そこに、いつものイチャイチャする学ランがいた。
今1人じゃん行けよ!
いや…でも…えぇぇ
なんか、急ぎよるっぽいし…
私ですかあぁぁあ?!!
心で叫んで教室にかけこんだ。
嬉しくもあり、こわかった。
自分の過去を見渡すと、そんな、誰かにそんな風に思われることが
ほんとにびっくりって感じだった。
そいつらはずっといた
いつもいつもいた。
横目でチラチラ見ても、どんな人なのかジロジロみる勇気はなかった。
まあ、ある日突然いなくなった。
冷めたって言ってたっけ、なんだっけ
通りすがりになんか聞こえたのさ
お前もういいわけ?
いや、あの人さ、ほんとはさ…
小学生のころか中学生のころか覚えてないが、どっちかの時の私のことを誰かが言ったらしい。
全身が凍りついた。
体感温度が急激に下がる。
人は、私は、変わろうとしているのに、
名前も知らない誰かによって
過去を掘り返され、
勝手に好かれて、勝手にふられた。
同じ中学の人、けっこういっぱい同じ高校になったんだけど、
そんなさ
人の邪魔して何が楽しいんだろうって
勝手にふられたことより、名前も知らない誰かが見た過去の私を
新しい場所の人間に伝えられたことが悔しくて泣いた。
せっかく普通の人になろうとしてるのに
そんなの言われちゃってさ。
しばらくはこわかった。
誰が前の自分を知ってるんだろうって
なんにも考えず友達のためを思って、あいつはやめとけっていったんだよねあなたは。
名前も知らないあなたが私はこわかった。
うわーそんな人なんだ…
ひとりぼっちの人。
異質な存在。
かわいそうな人。
姉と同じ。
喉の奥が締め付けられるのを感じた。
少しの間だったけど、しばらく、廊下を歩くのがとてもとてもこわかった。


