ま、恭平もイケメンだけどさ。 「あ、俺?はいはーい…あ、藤堂さんだよね?どうかした?」 ニコッと微笑まれ、こちらも笑顔を返す。 「数学、教えてくれません?」 私がそういうと、了解といって彼と職員室を出た。 一階から二階に上がって、数学準備室に入った。 「…で?お前は何の望みがあるの?」 部屋にはいっていきなり、彼が意味不明なことをいいました。 「…は?」