日曜日の午前2時過ぎ…


なんとなく、胸騒ぎがして眠れなくて
夜行性の友達とlineをしていた。

突然、なったlineの通知音
ピロンッって可愛らしい音なのに
なんとなく、悪寒が走った…

なん…だろう……

友達だと、信じて暗証番号を解いた

『久しぶり~覚えてる?』
…だれ?
「…誰だお前。」
自然と警戒心と共に
自分のキャラが切り替わった。
『えー?覚えてない~?
俺だよ~(笑)』

「わかんねぇから
聞いてんだよ。誰だてめぇ。」

『ほらぁ~あの、アプリの
覚えてない~?』
「あぁ、あの…」

そうだ、思い出した…
あの、エロい事ばっか言ってくる奴だ…
怖くなったからリストから
消したんだった…

『ねぇ~明日さぁ
俺の自主●制に付き合ってよ。』
「…はぁ?
一人でやってろよ…」
『えぇ~(笑)お願い~!』

「…イヤ。
明日は彼氏と勉強するから。
ケータイさわんねぇし」
本当は彼氏なんていないけど←

『じゃあ、お前のプリ
エロネットに流すぞ。』

…んだと?
あれ、勝手に取れないはずじゃ…
「はぁ?ふざけんなよ」

『じゃあ、いーだろ
脚の写メくれるだけでいいからさぁ~』
「そーゆーの犯罪だよ?」
『もういい。流す
じゃ、バイバイ』

手先が震えて、冷たくなるのが分かった
目からは自然と涙が溢れ
堪らない恐怖感に襲われた…

震える手を必死に動かして
そいつをブロックした。

これで、あいつからは
こない…

【ピロンッ】

…なっ!?
慌てて暗証番号をとく。
『ブロックしたって無駄だよ
本当にいいんだね?』

嘘……でしょ…!?
なんで、ブロック解けてんのよ!?
ブロックしたのに…

もう一度、ブロックをする。
それからは、もう来なかった…

でも、恐怖感は増すばかりで
とりあえず、そのアプリも消した…
なにもできなくて、
恐怖しか押し寄せてこなくて…
泣きたくなんかないのに
涙が止まらなくて、隣に置いてる
くまのぬいぐるみを抱き締めて、
目をつぶった…