そう。この悪魔…もとい夏目遙希は私の幼なじみ。



【橋山東高等学校生徒会会長】


なんて私には未知の世界の住人。 

敬語使うし馬鹿にされてる感じ…まぁ実際馬鹿にされるときは超口悪いんだけどね。

「とりあえず起きたらどうです?

ってか早く起きろよ。1週間連続で余裕の遅刻。しかも超笑顔で教室入り。…
先生も俺に泣きついてきたんだぞ。」


しかも二重人格。

「わかったよ、生徒会長。君がそんなに言うならお望み通り…









休んであげようじゃないか。」

「おい。そんなに病院行きたいか。」

「生徒会長がそんな事言って良いの
か!」

「確かこの部屋、大量のお菓子が隠されてますよねー。

全部捨ててあげましょうか?」


にっこりと胡散臭い笑顔を浮かべながら悪魔は言いました。
っえ?お菓子ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

「すみません。遙希様。ただいま用意をします故、お菓子だけは…」

特技である高速土下座を披露する。




悪魔がニヤリと笑ったのを合図に目にも留まらぬ速さで準備を始めた。