「ちょっ!っえ?何で?私起きたよね?
しかも引き裂くじゃなくて切り裂いちゃってるじゃん。

ってか何でアンタがここに居る訳っ!?

乙女の部屋にずかずか入りやがってぇぇぇぇ!」


ぁーやべー。息が出来ない。



「うるさいですよ。

朝からギャーギャーギャーギャー。

ってかこの散らかってる部屋のどこに乙女が居るんだよ。」


「うるさいなぁぁぁ!

目の前に居るでしょ?乙女が!
ってかどうやって家に入って来たのよ!
不法侵入よっ!?」


「ぁー。これで入って来ました。」

そう言う彼の指に掛かってるのは我が家の鍵。

「君のお母さんに頼まれたんですよ。」


そう言って悪魔はにっこり笑いました。




お母さん。いくら幼なじみでも娘の部屋に男を入れるなよっ…。