最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。





「どうする?新条静。」

どうするって?

急に言われてもわけがわからない。



「あ、一つ言い忘れてたわ。私が見える人間は死が近いのと、もう一つ理由があるの。」


もう一つの理由?


「人間にはいい人間と悪い人間がいる。それは貴方もわかっているはず。悪い人間に死が近づいても私を見ることは不可能よ。新条静、貴方は佐藤なぎさを変えた。そして……」

神様の次の言葉をまった。