『わかった。気をつけて帰れよ?』 「ん、また来る。じゃあね。」 『あ、入口までだけど送ってくよ。』 「いいよ。静はちゃんと休んで。またね。」 送って行こうとする俺を止め、ドアの所でバイバイと手を振り、帰って行った。 静かになった病室。 特にする事もないまま、都合よく襲ってきた睡魔に体を預け、眠ることにした。