最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。



でも今日は久々にお呼びだしがあったから、ダルくて授業なんか受ける気にならない。

ちょうど保健室の先生いないし、保健室で昼休みまで過ごす、そして昼休みが終わったらそこからは気分次第。

よし、決まり。


ベッドに寝ると、目を閉じた。



キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

『……あ、やべ。行かなきゃじゃん……』

昼休みのチャイムを聞くと誰もいない保健室でただ一人そう呟いた。

そして、寝癖を直すのも面倒だからそのまま屋上へ向かった。