最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。


『そっか。なんかごめんな。』

「ううん。謝る事じゃないよ。そろそろ教室戻ろっか。」

もうすぐ体育が終わる頃。

二人で教室に戻った。

「なんだよー、お前ら仲良くさぼりかっ!」

体育を終え、一番最初に教室に入ってきた涼平は俺たちを見ると、あー疲れた疲れた、とか言いながら自分の机に座った。

『うん、お疲れ。』