最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。




「やっぱ学校って場所に慣れない。演じたほうがいいかな、あたし。今までも何回か演じてたんだけど。」

震えながらも笑顔を作った。



今だ、俺。

なかなかタイミングが掴めなかった。

今なら変なタイミングじゃないよな?

誰に聞くわけでもなく、俺自身の心にそう問いかけた。


『なぎさはありのままのが俺は好きかな。』