最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。


『体育は毎回出ないから日光浴ってとこかな。なぎさは?』

なるほどね、とすぐに理解したなぎさ。

「なんか落ち着ける場所に行きたかった。」

空を見上げて目を閉じた。

『なんかあったの?』

なぎさの真似をしてフェンスに寄りかかる。