そして今日、俺は人生初の告白をする。 「あ、一匹狼。」 体育をサボるため屋上に行くと、そこにはすでになぎさがいて、そう俺を呼んできた。 『ならなぎさは一匹兎?』 そんななぎさに近づきながら笑って言うとなぎさも笑った。 「一匹兎ってなんか変。で、何しに来たの?」 フェンスに寄りかかりながらしてきたその質問に特に意味はなさそう。