最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。



『俺……っなぎさとっ……結婚……っしたい……っ……いいかな……?』

「静……?」

真っ赤な目で見つめてくるなぎさ。

ほんと兎みたい。

「いいわよっ……いいわよ、ねぇ、お父さん?」

泣きながら喜んだ顔作るから変顔になってるよ、母さん……

「ああ。なぎささんなら大歓迎だ。」



でも、ありがとう。