『……っ……うん。』 無理だ。 絶対言えない。 俺は間違ってるのか? どうすればいいのかわからない。 パニックになりそう。 「そっか……もし静がいなくなったらあたしもいなくなる。」 ……!? そう言ったなぎさの目は今までにないぐらい強く、しっかりとしていて、本気なんだってことが伝わってきたから尚更焦った。 『ダメ。もし俺が死んだとしてもなぎさのそばからは離れないから。な?』