最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。



この日からなぎさの様子がおかしくなった。

出会った頃に戻ったような、あまり笑わないなぎさ。

そんなある日の夜、枕元に置いておいたケータイが鳴った。



相手は田中さん。

なぎさはよくメールしてるみたいだけど俺は久しぶりのメール。