「もちろんですよ!なぎさちゃんはいい子です。静さんとなぎさちゃんは私の大切な友達です。じゃあ、親が待ってるんで行きますね……今までありがとうございました。体、お大事にしてください。」 『ありがとな。退院おめでと!じゃあな……』 田中さんは深々とお辞儀をして病室を、この病院をあとにした。 約束通り退院してもずっとなぎさと仲良くしてくれている。やっぱりなぎさを頼んで正解だったんだ。