「……友達とか知らないけど、あたしでいいなら……あなたあたしと似てるんだね。」 まじかよ。まさかこんなに早く受け入れるなんて思わなかった。 それじゃなくてもなぎさは普段から警戒心が強いのに。 でも、俺も田中さんも一安心。 「ありがとう。じゃあアドレス交換しよ?」 自分と少しでも似ている田中さんに心を開きかけているのかなぎさの表情は徐々に元に戻ってきた。 これで俺が死んでも……なぎさは一人じゃない。