最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。



『なぎさ。』

さっきのお姉さんのように静かに少し遠慮気味に入ってくるなぎさを今すぐにでも抱きしめたかった。

でも情けない事に体調が悪くてベッドから起き上がることはできても動けない状態。

それに、謝るのが先だと自分でもわかっている。


『ごめんな……なぎさ。』

「……久しぶり。謝らないでよ……ごめんね。」

なんでだよ。

なんでなぎさが謝ってんだよ。

なぎさは下を向いたままこっちを見ない。