でもあたしはそんなんじゃビビらない。

あたしにはあたしの過去がある。

その人を睨み返した。

『静は……静はあなたみたいな人間は好かない。絶対あなたには幸せにできない。』



パチンッ

左の頬に痛みが走る。

「何言ってるの?あんた静君を殺しかけてんだよ?そんなやつこそ彼女失格じゃん。さっさと消えてよっ!」