最後の女、最後の恋。 そして人生最後のプロポーズ。




【なぎさ、ごめんな。でも信じてほしい。あの女とは本当に何もない。あいつが言ってた事も嘘だ。だから信じてください。なぎさ、会いたい。 静】


静……?

なんで?

もう一度メアドを確認した。

姉ちゃんのメアドで間違いない。

なんで姉ちゃんのメアドから静が……?

でも今はそんなことどうでもいい。

振られると思っていた静からは、会いたいの言葉。

あたしと同じ感情。

すぐに家を飛び出した。