きっと、私がこれから生きていく中でも、きっと一番の秘密。




誰にも言えない、秘密。








先生と、付き合ってる事…
















「先生…」





私、間宮美里(マミヤミリ)は2階の窓からグラウンドを見下ろした。





とても暑い夏の日なのに、グラウンドでは野球部やサッカー部が頑張って汗を流している姿があった。






その中にいる、1人を見つめる。




1人だけ、違う。


何かが違うんだ。





好きな人って、周りにどんなに人が居てもその人だけ違う世界の人に見えちゃうんだ。





その時、先生がグラウンドから離れていってしまった。


私はあんまり視力がよくないからそれだけしかわからないけど…