大切なモノ


[ 篤也side ]



『ねむーい…。ちょっと寝させて…。』


そう言って夾也の部屋のベッドで
寝てしまった桃ちゃん。


いくら幼なじみとは言え…
桃ちゃん、無防備すぎる…


俺と夾也だって健全な男子。
こんな可愛い子が寝てたら
理性保つの大変なんだよ…?


「…んっ、きょー…ちゃん…。
あっ…くん…。」


ぷっ!
寝言で俺達の名前呼んでる(笑)


思わず夾也と顔を見合せて笑ってしまった。