(っは!)

バッ

とっさに幸祐から離れた。

ここ、学校だった!しかも、みんなの前で抱き合っちゃったし・・・

「なんで離れるんだよ・・・」

「え・・・だって。ここがっ」

「俺、中学3年のとき、飛鳥と学校に一緒に行けれなくなって辛かったんだからな」

「ホント?」

「あぁ。だからもう、俺のそばから離れんなよ?」

「うん!」

幸祐が近づいてきてあたしを優しく抱きしめてくれる。そしてあたしも抱きしめる。

「飛鳥」

「ん?なに?」

っ!!!!!

あたしと幸祐の唇が重なった。

「・・・幸祐?」

「絶対俺から離れんなよ」

「うん」

そう誓ってあたしたちは甘いキスをした。