「えーと、“ミー子ちゃん”と“ケン助くん”が、
しゃべるのは、あたしの力の影響だと思います。」

・・・力？
「“魔法の力”です。あたし、それなりに“魔力”を
持っているので、影響もあるみたいです。

あっ、でも安心してください。
ミー子ちゃんとケン助くんの声が聞こえるのは、
貴方だけなので。」

『いずみ、ボクと話せてうれしい？うれしいよね。』
『ケン助ちがうでしょ。いずみさんと話せてうれしいのは、
わたくしたちでしょ。』

と、俺の横で二人・・・二匹がそうしゃべってた。
まぁ、そんなことどうでもいいのだが。

「あ、あと、あたしがここに入れたのも、
“魔法”です。
まぁ、これはそこまで需要じゃないんですけどね。」

いやいや、十分　重要だよね。