ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜

「あゆちゃんも一緒に学校行こうよ」




「あ、あたしは友達がいるから、ご、ごめんね」




急いでそこを走り去る。
2人のイチャイチャを見たくないもん。




2人より一足早く学校に着いて腹ごしらえのためにあたしはいつもの場所へ。




「おはようございまーす」




「おっ、来たな。飯食って来たか？」




「まだ。遼ちゃんにお恵みを頂きたいなと思って」




「またか。しゃーねーな。ほらっ」




「えへっ。いただきまーす」




遼ちゃんは薄い栗色の髪で目はパッチリと二重。


可愛らしい顔で生徒から慕われてる。
いとことしても鼻が高いんだよね。




遼ちゃんがくれたのはまた甘いクリームパン。



スイーツ王子ですか。
でも甘くて美味しい。




「あゆ、今日帰り送ってやろうか？」




「なんで？今日うち来るの？」




「あ、ああ。たまには叔母さんのご飯でも食べたいなと思って。だから放課後教室で待ってて」




「了解です」