「あーっ美味しかった。お腹いっぱい」


「ほんとお前うまそうに食ってたな」


「だって美味しいもん」


「クスクス。ほんとに見てて飽きないわ」


ドキン。

今日はほんとに魔法の一日だな。



でもこれからどうするんだろ?




もう解散だよね。




でももう少しだけ一緒にいたい。




あたしはまたこっそりミントチョコを
口にいれた。




「じゃあ・・・」




この言葉はこれからの行動を意味するもの。



でもきっと帰ろうって言うんだろうな。





ミントチョコもさすがにそれは変えれないよね。




「せっかく来たんだしこの辺案内してよ。俺、この駅下りたん初めてなんだ」





思ってもいなかった言葉にあたしは目を丸くした。




まだ一緒にいてくれるの?いいの?




「ほら、案内よろしく」





「えっ?あ、うん。ど、どこか行きたいとこある?」




「んーお前のよく行ってるとこ連れてってよ。さっきみたいに行きつけの店とかさ」




少しかかんであたしの目線に合わせて
そんなことを言うもんだから心臓がまた破裂するかと思った。