【兄side】

処置前のやり取りも、扉を少し開けた状態の隙間から見ていた。

これが、泌尿器科独特な羞恥のある処置前のやり方なんだと、学ぶとこが多かった。

処置が始まり、部屋に入った。

友1「おお、来たか!こっちから見てみろ」

そう言われて、妃菜の股下に行き、手技を見学していた。

さすが専門医なだけあって、いつも俺がやっていたものより、効果がありそうな半面、苦痛も大きくて妃菜の愚図り様が酷い。

「妃菜、頑張れてるね。早くおしっこ出しちゃおうね!」

友1「そうだよ、妃菜ちゃん。おしっこ出たらやめてあげるからね。この調子で頑張るよ」

そう言うと、棒の動きが一層激しさを増した。

当然、妃菜も刺激から逃げるように腰を動かしたりするが、逃げることはできない。

「この段階でこんなに、激しくして大丈夫なのか?妃菜がもつのか?」

友1「ああ、大丈夫だよ。あと10分もしたら排尿あるはずだから!お前も今後はこんな感じでやってくれ。ひなちゃーん!結構お股気持ち悪くなってきたね。もうちょっとだからね!」

妃菜が相当辛い表情を浮かべて愚図っているのに、全く手は休めないのは本当に見習わなければいけない。処置が短縮できれば、処置の苦痛も羞恥心からも早く解放してやれるから。

友1「あっ!妃菜ちゃん、手は戻そうね。先生の手の動き止めたかったかな?(笑)この気持ち悪いのは先生のせいだもんね。ごめんねー、もうちょっとの辛抱だからね」

「妃菜、手はどこに置いとくんだった?そう、そこだよね。もうちょっと我慢ね」

友1「ほら、出てきた。でも、すぐに止まるから、そしたらすぐに再挿入してかなり激しく刺激ね。止まった!妃菜ちゃん、もう1回気持ち悪いよー」

すぐに挿入し、再びかなりの刺激をしたら、すぐに残尿が出てきた。

友1「はい、おしまい!妃菜ちゃん、良く頑張ったね。お兄ちゃんにお股拭いてもらって、パンツとズボン穿かせてもらおうね」

俺が、妃菜の後処理をしている間に、彼は尿量を計測していた。

友1「よし、合格!やっぱり2回やってちゃんと出るって感じだな」

こうして、妃菜の寝る前の排尿処置もしてくれ、寝かした後、お酒を飲みながらいろいろ語った。

今後月に1回は来て、排尿障害に関しては今日のように診察し、処置や治療をしてくれることになった。