お兄ちゃんは妹の主治医

【兄side】

歳の離れた妹である妃菜は、とても大事な守ってやらないとならない存在だ。

そんな妹はいくつもの病気を抱えている。

1つは直腸の病気のため、自力での排泄が困難となっている。

そのため、毎朝、直腸刺激と浣腸で排泄させてやらねければならないが、妃菜はこれらの処置が苦手ですごく嫌がるけれど、妃菜のため毎朝、心を鬼にして処置を施しています。

他にも、心臓や気管支にも疾患があり、抵抗力が弱く、体温調整もうまくできないため、普通の生活はできません。

開業している病院の上に自宅があり、妃菜の部屋は病室のような設備になっているので、わざわざ、病院に行かなくても、自宅で妃菜の治療が出来るようになっています。

親は妃菜が幼い頃に亡くなったため、現在、ここに2人で暮らし、妃菜の主治医として、治療にあたっている。

クリニックでは午前しか診察がないため、午後からは、妃菜の検査や治療に当てる。

主治医として妃菜には、痛い・辛い・苦しい検査や治療をしたり、厳しくしないといけないことが多いので、泣かすことも多いけれど、どんなことをしてでも、妃菜を治したいと思っています。