【妃菜side】

お兄ちゃんの指が抜けて、すぐに浣腸を挿されます。あっという間に浣腸液の注入が終わり、

「はい、おしまい。最低でも5分は我慢ねー」と、わたしのお尻をティッシュで押さえ、排泄を促すようにお腹のマッサージをしながら告げるのです。

1分経ったころ・・・

「お兄ちゃん、トイレー。出ちゃう、我慢できないー」

「まだ、ダメだよ。我慢しようね。トイレはあとで連れていってあげるから」

「ダメー、今行くの。もう我慢できないーーー」と泣きわめくが、

「今は行かないよ。大丈夫、妃菜なら我慢できるよ」

「できないーーー。お兄ちゃんのイジワルーーーー」

「お兄ちゃんイジワルしてるんじゃないよ。今トイレ行ったら、お薬ちゃんと効かなくて、もう1回やり直しになるよ。辛いのは妃菜なんだよ。いいの?」

「もう1回…やだー。」

「うん、そうだよね。1回で済むようにもうちょっと我慢しようね。我慢、我慢」

こんなやり取りが繰り返されている間に5分が経過し、お兄ちゃんにトイレに連れていってもらいます。

これが、私たち兄妹の毎朝の日課となっています。