【妃菜side】


「妃菜、おはよう。ちょっと診察しようね」

このお兄ちゃんの一言で1日が始まります。

「おはよう、お兄ちゃん」

こうして、検温、聴診、触診を終え、お兄ちゃんは次の処置の準備をします。

わたしは次にやる直腸診と浣腸処置が大嫌いなので、お兄ちゃんが準備している間に、
気付かれないようにそーっと逃げようとするが、おにいちゃんにはそんなことは通用しないようです。

ほら、今日も・・・

「こら、妃菜!なにしてんだ!早く戻りなさい!」と厳しい口調で言われると戻るしかないけれど、処置が嫌で仕方ないために足が動かないのです。

こうして、もたもたしているわたしをお兄ちゃんは軽く抱き上げて、
ベッドの上に仰向けに寝かします。

あっという間に、パジャマのズボンと下着を脱がされ、おむつ替えの体勢にされます。

逃げられない状態であっても、わたしは何とか抵抗します。

「やだー、やらない。」と言いながら手足をバタバタ。

「嫌じゃないよ。やらなきゃいけないの。指入れるから、ちょっと気持ち悪いけど我慢ねー。動くと危ないから、動かないよー。」

そう言いながら、素早くわたしのお尻に指を挿入されます。

「痛いーー、やだーー。お終いがいいーーーー」

「痛くない、痛くない。もうちょっとでお終いにするから、我慢しようね」と優しい言葉を言いながらも、お兄ちゃんの指は容赦なくわたしの直腸内を刺激し続けるのです。