「でも、反省してないヤツが1人。今も呑気に遊んでる。」
ドキッとした。
まだ、私を恨んでる人がいるんだ。
「そいつのLINEネームは“Shine”。Shineのことはみんな知らなかった。どうやら、友美をいじめるためにアカウントを作ったみたい。」
「誰かはわからないの?」
「…予想はついてる。」
「誰…?」
「あとで一緒に、確かめに行こう。」
あゆみがニコッと笑う。
だけどその笑みは、確信しているような、相手を憎んでるような…怖い笑みだった。
ーピーンポーン♪
「あ。来たかも。」
あゆみが玄関へ走り出す。
私も後につられて走った。
