「友美?具合は大丈夫?」 「大丈夫だよ。」 お姉ちゃんがフルーツゼリーを持って部屋に入ってくる。 …わざわざごめんね。 でも私、具合が悪いわけじゃないから。 「そう言えば、誰かからお手紙が届いてたよ。」 手紙? 誰からだろう? 宛名を見るけど、差出人は書かれていなかった。 カラフルなドットの便せんだし、女子かな? あゆみからのような気がする…。 私はそっと、封筒を開けてみた。