その夜、LINEであゆみに喋りかけた。


せめても、あゆみと友達でいたいから。


ーーーー

            ヒマー?<<


>>ヒマだよ!!
  良かったら喋らない?

ーーーー


お、こんなすぐに返事がくるなんて…。

今まではあゆみ、夜か朝しか返事がなかったのに、今は夕方5時だ。


すぐに返事が来たことが、嬉しかった。


あゆみに『喋ろう!』って言われたら、喋るに決まっている。


こんなチャンスは、もうないかもしれないから。


もう大貴のモノになってしまったあゆみ。

俺なんて、眼中にもないに決まってる。


それでも、少しでもあゆみと喋っていたかった。