「な、何だよコレ!」
画面には、ハートマークが続いていて、見るのも嫌だった。
「見ての通り、2人は両思いらしいぜ…。」
あゆみって、大貴のこと好きだったんだ。
まあ、あんなカッコよくて勉強もスポーツもできる大貴に告白されたら、OKするよな…。
さっきまで元気だった架陽もテンションが低くなってしまった。
俺も架陽も、あゆみの事好きだったし、落ち込むのはムリもない。
「ヒューヒュー♡」
突然大きな声がした。
見るとクラスの男子数人が『ヒューヒュー!』と連呼している。
ホイッスルもうるせーな。
そいつらの視線の先は…。
