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映画がどれくらい進んだのか。
しばらく違うことを考えていようと、ずっと顔を俯けていた俺は、首の痛さにぼんやりと考える。
……たぶんまだそんなに進んでないよなあ…。
っていうか、そういえば水無月さんの声がしない。
しない。
……え?
ガバッ!と反射的に顔を上げた。
勢いよく上げ過ぎて、一瞬世界が暗転したくらいには、必死だった。
だって考えても見て欲しい。
今の今まで騒いでたのに、急に静かになったとか。
ホラー映画でありそうじゃん。
いや俺あんまりホラー映画見ないからわかんないけど。
でもあると思う。
一緒に来てた友達が、急に消えちゃうとか。
そういう。
「……ッ!」
反射的に隣を見やる。
居て欲しいという願望にも似た想いで振り向く。
そこには水無月さんの姿が、


