この曜日の感覚さえ若干曖昧になってくるような休みの頻度は、俺が決めてるんじゃなくて、学校が決めてるんですけども。
と、内心で言い返したりしてみる。
口に出して言わないのは、言ったところで水無月さんが納得するわけがないとわかっているからだったりする。
「いいなー学生いいなー」
「はあ……」
「あたしも学生に戻りたいー!」
「いや俺に言われましても」
「自主休講パラダイス!」
どうやって卒業したんだこの人。
「社会人になると自由に休日作れないからなあ……」
「俺大学生ですけど自由に休日作れるとか初耳です」
「小野くんの大学おかしいんじゃないの……?」
「水無月さんがおかしいだけだと思います。」
思わず心の声が口をついて出たら、案の定水無月さんに「なんですとー!」と怒られた。
なんですとー!って怒り方はどうかと思うけど。
水無月さんはちびりちびりとチューハイを飲みながら、ぶつぶつと愚痴をこぼす。
愚痴っていうか、半分くらいは、明日も休みの俺を含む学生諸君への八つ当たりだ。
学生は学生で、たとえ休日でも、やることは山ほどあったりするんだけどなー。


