「......?
はい、これ。サンキュ」
そう言ってシャーペンを差し出す
航綺くんはまたふわりと笑った。
胸の奥が
キュン
と音を立てた。
は、反則だっ.....。
「あ、ご、ごめん...。」
航綺くんの笑顔と一緒に
自分のシャーペンを返してもらう。
赤くなった顔を
見られないように、
俯いてしまった。
これじゃ無愛想な人じゃん....。
心の中では思っていても
時すでに遅し.......。
シャーペンを返した航綺くんは
友達と教室を出ていってしまった。
「はぁー」
ため息がまた出てしまった。
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